ウォーター・スチュワードシップの現状を把握
もし水に関する課題に取り組まなければ、いずれ世界は涸渇してしまうでしょう。世界資源研究所は、現在の状況で推移していった場合、地球は2030年までに 56% の水不足に直面すると予測しています。1 水ストレスが長期的に続くと、私たちが働き、いきいきと暮らす地域社会に大きな影響を及ぼします。そのため企業や政府、個人はみな同じように早急な対応を迫られます。エコラボは水分野の世界的リーダーとして毎年、この限りある資源をどこでどのように保全すべきかを把握するために、「エコラボ Watermark™ 調査」を発表しています。エコラボは一般の人々の意見やニーズを理解することで、安定して水を確保できる未来に向け、前向きな変化をもたらすビジネスケースを構築します。
2024年における主な見識
世界中の消費者が気候に関し依然として重要視しているのは、清潔で安全な水へのアクセスです。消費者は水の保全は政府や産業界の責任であるとみなしており、地域によってはこうしたリーダーたちが水や気候変動の影響に対し、十分な対策を講じていないと感じています。消費者が水の使用と保全に最も責任があると考えているのが、農業、食品・飲料、製造業の各業界です。その一方で、消費者は購買行動を通じてサステナビリティに関する取り組みに貢献し続けています。
清潔で安全な水を重要な環境問題として挙げた消費者の割合。2
ウォーター・スチュワードシップの促進
エコラボは 100 年以上にわたり、自社およびお客様の事業においてウォーター・スチュワードシップを優先することで、生命に不可欠な資源の保護に取り組んできました。エコラボは、全世界 40 以上の業種で、重要な業務プロセスにおいて水の使用量を最小限に抑えることで、気候や水問題に関する課題に対応できるよう企業をサポートしています。当社は、気候、水、ビジネスの成長目標を一致させることで、お客様が持続的な効果をもたらし、飛躍的な投資収益率(eROI)を達成できるよう支援します。