ナルコ ウォーターと協力し、データ保存以上のことを成し遂げる
マイクロエレクトロニクス企業
背景
過去 15 年以上にわたり、あるデータストレージ機器の大手メーカーは、ナルコ ウォーター社と協力して空調システムの運用を継続的に改善してきました。このお客様は、米国東部および北東部の自社施設全体に一貫した気候変動管理戦略を適用してきましたが、その主な目標は以下の 4 つです。
- 事業活動に伴う排出量の削減
- サプライチェーンにおける排出量の削減
- お客様の IT インフラストラクチャにおけるエネルギー需要の削減
- 世界規模のエネルギー需要の削減
お客様とナルコ ウォーターとの協力関係は、節水、省エネ、サステナビリティの 3 つの分野が中心となっています。
ソリューション
ナルコ ウォーターとお客様との間で特定された 3 つの主要分野に取り組むため、3 つのイノベーションが導入されました。冷却水用 3D TRASAR™ 技術、COIL-FLO コイルクリーニング プログラム、そしてシリカ除去プロセスです。
井戸水が供給されていたある施設では、カルシウムとマグネシウムの含有量が高い用水に頭を悩ませていました。そのうちに井戸水の硬度が上昇し、これによって濃縮サイクルが制限され、顧客の冷却水システムにおけるスケール発生の可能性が高まる懸念が生じました。水質改善を支援するため、ナルコ ウォーターは水質の軟化、監視と管理、通信でつながる化学、および専門家による 24 時間体制の遠隔監視を可能にする 3D TRASAR 自動化技術の導入を提案しました。冷却水用 3D TRASAR プログラムは、お客様が仕様外のシナリオを継続的に回避し、水の消費量を削減してパフォーマンス低下のリスクを最小限に抑えるうえで役立ちます。
エアハンドラーは効率を低下させる付着物や埃の影響を受けやすく、コイルの清浄度が熱交換プロセスの効率に直接影響を与えます。エアハンドラーコイルの洗浄に、ナルコ ウォーターの COIL-FLO プロセスが導入されました。
阻害剤注入の不十分な管理のため、多量のシリカ堆積物がお客様の現場の 2ヵ所で効率的な熱伝達を妨害していました。これによってエネルギー効率が低下し、設備の腐食につながりました。ナルコ ウォーターは、付着物を除去するために、従来の方法よりも危険性が低く、ほぼ非腐食性で、時間の経過とともにエネルギーの節約になり、費用のかかる設備交換の必要性を排除すr、効率的かつ費用対効果の高いシリカ除去プロセスを開発しました。
結果
冷却塔からのブローダウンが削減され、年間 7,000,000 ガロンの水の節約になったほk、お客様の下水排出コストは年間推定 61,000 ドルの節約になりました。
冷却水と空調システムを合わせると、温室効果ガスの排出量はこれまでに 3,369 トン以上削減されています。このお客様はさらに年間 5,170,979 kWh のエネルギー(評価額は年間 371,000 ドル)を節約しており、凝縮器バンドルの交換コスト 55,000 どrを回避できています。
総合すると、ナルコ ウォーターのプログラムは、このお客様に合計 459,000 ドルの総価値をもたらました。
結論
ナルコ ウォーターは、このお客様の節水、省エネ、サステナビリティに好影響を与える複数のテクノロジーを導入しました。水処理とエアハンドラーの洗浄を進化させつつデータを測定し収集することで、水、エネルギー、温室効果ガスの排出量の大幅な削減をはかすることが可能です。高度なモニタリングと、仕様外の条件に対する迅速で的を絞った対応により、リスクは最小限に抑えられ、パフォーマンスが保証されます。年間節約額
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水
1 億 2,500 万ガロン年間節水量
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エナジー
5,170,979 kWhエネルギー消費の年間削減量
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温室効果
ガス
3,369 トン年間 CO2 排出量削減
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資産
55,000 米ドル回避できた設備入れ替えコスト
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もたらされた価値の合計:
年間 $459,000 USD
*クライアントによって提供されたデータ