製紙工場の発電施設が抱えていた問題を解決
背景
持続可能性を備えた段ボール包装材料と特殊用途紙の世界的メーカーである DS Smith は、イタリアのポルカーリにある製紙工場用の電力と蒸気用に、工場に隣接した発電施設を運営しています。
この発電施設は、蒸気発生システムから断続的に発生する高レベルの鉄腐食物質に常に曝されているという問題を常に抱えていました。このことがボイラの生産性、収益性、全体的な運用に悪影響となっていたのです。
技術革新
そこで、ナルコ ウォーターのエキスパートチームが関わることになりました。チームはマグネタイトの損失源を特定し、3D TRASAR™ 技術の導入によりボイラ水中の酸化鉄を削減して、発電停止のリスクを大幅に低減しました。また、ボイラ水のブローダウン、浸食、腐食が減少することでメンテナンスコストが下がり、水の消費量を削減して、工場の環境への影響を低下させることができました。
技術
ボイラ用 3D TRASAR™ 技術
ボイラ水の自動化と管理
ナルコ ウォーターには、80年にもわたり何千ものボイラプラントとともに作業し、質問をして耳を傾け、監査とサンプリングを行ってきた実績があります。現在では、お客様が安全で確実性および費用対効果の高い蒸気を生産できるよう、これまでの伝統を打ち破る取り組みを行っています。
年間節約額
水
14,430 m3
の水を節約 - 下記人数を超える人々が年間に必要とする飲料水に相当
13,000 人
$88,881
節水額合計
エネルギー
4,330 トン
の蒸気を節約
300 万
MJ のエネルギーを節約 - 天然ガス消費量を削減
$30,769
天然ガス料金の節約額
空気
160 メートルトン
の CO2e
資産
酸化鉄の放出量を減らし、設備寿命を延長
修理にコストのかかる浸食 / 腐食を防止
生産性
$3,692
の維持費を削減
100 時間
のメンテナンスを短縮
全体的なコスト削減
$123
(単位:千)
/年間