COVID-19と手洗いに関する考察
エコラボ・ライフサイエンスの医薬品微生物学取締役であるDAVID KEEN(デイビッド・キーン)が、このパンデミックにおける手洗いの重要性と、そのメッセージがいかに広範囲に浸透しているかについての考察を語ります。
新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックがもたらしたプラスの影響があるとすれば、どのようなものが考えられるでしょうか。気候変動や大気の質に対する影響は当然挙げられますが、私たちの業界においてはどうでしょうか。公衆衛生の専門家や政治家、エコラボのような業界の専門家がそろって手洗いの重要性を謳っていることは、喜ばしいことです。ソーシャル・ディスタンシングと合わせ、手洗いは、ウイルスの蔓延から身を守るための最善の方法です。
先日、公衆トイレを利用することがありました。そこで私は人生で初めて、男性が手洗い用のシンクを使用するために列をつくっているのを目撃しました。これこそ進歩の証であり、メッセージが届いているということではないでしょうか。もし世界レベルで個人の衛生に関する意識が改善され、それが精神的に浸透すれば、あらゆるビジネスに影響を与えることになるでしょう。医薬品業界では、安全な製品の製造を保証するため、すでに厳格な手洗い法を順守しています。効果的な手洗い法は、医薬品業界やNHSの公共部門ではすでに浸透していますが、このパンデミックの影響を軽減するため、今では一般の人々も実施するようになっています。また、人々はこの業界から、表面をよく除菌するという習慣も学びました。
当初から第一の防御策として、エコラボは手洗い教育を実施してきました 。微生物学者として、利益より科学を優先するというアプローチを私は称賛します。世界がアルコールジェルに夢中になる中、大局的な視点を持ったエコラボで働くことができ、嬉しく思います。
喜ばしいのは、ニュースや政府機関、一部のソーシャルメディア(すべてではないにしても)からのメッセージが一致していたことです。この業界で働く微生物学者として、政治家や医療関係者、業界の専門家などが同じメッセージを謳っていることは、非常に良いことと受け止めています。何よりもまずは手洗い!もしそれができない場合は、アルコールの手指消毒剤を使うようにしましょう。国際ニュースチャンネルで、エコラボの正しい手洗いのトレーニング用ピクトグラムを見たこともあります。これこそ手洗い方法の改善につながるはずです。