サプライチェーンのイニシアチブを通じて、走行距離と排出ガスを削減
エコラボは企業として、意欲的な排出ガス削減目標を達成するため、数多くの対策を率先して受け入れてきました。
そのひとつに、サプライチェーンが挙げられます。2022年に北米で導入されたいくつかのイニシアチブの結果、走行距離を 520 万マイル以上減らし、CO2 量を 10,700 メートルトン以上削減することができました。具体的には、製品の製造をお客様のいる現地での製造に切り替えたり、トラック輸送から別の輸送手段に変更するなどといったプロジェクトです。
「当社のチームは、製造を現地生産にしたり、トレーラーを効果的に利用したり、複合一貫輸送に切り替えるなど、たゆまぬ努力を続けてきました。このような努力が道路走行距離の削減につながり、結果として温室効果ガスの排出回避に役立ちました。」と、 エコラボの北米サプライチェーンたんとうシニアバイスプレジデントの Ryan Hanson(ライアン・ハンソン)は述べています。
2022 年度は、大半がスコープ 3 の削減でした。これはエコラボのほとんどの輸送が、外部の第三者企業によって行われていたことが理由です。しかし、ナルコ ウォーターの保有する配送車両を活用した場合は、スコープ 1 排出量の削減が実現しています。
ここでは、2022年に行われたイニシアチブの注目すべき点と、それに関連する削減の効果をご紹介します:
- 鉄道を利用した複合一貫輸送に切り替えたことで、3,744,972 マイルの走行距離削減と 8,482 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
- 2021年第 4 四半期から2022年第 4 四半期までの間に発注規模を 14% 増やしたことで、配送 1 件につき 31 マイルの走行距離削減につながり、846,796 マイルの走行距離と、1,323 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
- 製品の製造をお客様の近くの現地製造に切り替えたことで、361,451 マイルの走行距離削減と、566 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
- 会社間で製品を転送し、より早く製品を受け取れるようにしたり、より効率的な在庫管理を実施するなど、配送と倉庫の運用を改善することで、155,030 マイルの走行距離削減と、242 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
- 少量の配送の際にはトラックに代わって乗用車を利用することで燃費の向上につながり、98,764 マイルの走行距離削減と、39 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
- テクノロジー主導のソリューションと、2022年8月に導入されたリバースロジスティクス エンゲージメント プログラムによって返品を減らし、38,405 マイルの走行距離削減と、60 メートルトンの CO2 排出量削減を達成。
- 2022年12月に始まったプログラムを通して、外注の代わりに内製(インソーシング)を促し、当社工場 2ヵ所に原料をバルク納入することで、1ヵ月で 2 往復の配達を減らし、1,540 マイルの走行距離削減と、2 メートルトンの CO2 排出量削減を実現。
「2022年には多くのことを成し遂げましたが、やるべきことはまだまだあります。先を見据え、温室効果ガス排出量を削減しつつ、これからもお客様の期待を超える活動を引き続き行ってまいります。さらに、当社の製造工場とエコラボのカスタマーケアセンターでは、エネルギーおよび水使用量を削減し、太陽光を活用することで地球を守り、プラスの効果を生み出そうと尽力しています。当社のチームを誇りに思います。」
Ryan Hanson(ライアン・ハンソン)
エコラボ北米サプライチェーンたんtシニアバイスプレジデント