2023年戦略的 ERG リーダーシップ サミット:多様性、公平性、インクルージョンの影響力を強化する 

Ecolab associates participating in the 2023 Strategic Employee Resource Group Leadership Summit

組織はどのようにすればイノベーションを推進し、成長を促し続けることができるのでしょうか?

業界や業種を問わず、組織が新しいアイデアや製品、プロセスを通じてお客様に価値を提供しようと努力するなかで、常に頭の片隅にあるのがこの疑問です。そして、成功の裏には常に一つの共通項があります。それは「人材」です。具体的には、多様な経歴と視点を持ち、高い意識で優れたパフォーマンスを発揮する人材で構成されたチームです。

このテーマは、2023年戦略的従業員リソース・グループ(ERG)リーダーシップ・サミット(企画:南カリフォルニア大学マーシャル・スクール・オブ・ビジネス / Center for Effective Organizations、協賛スポンサー:エコラボ) で、極めて重要な課題として話し合われました。50 社を超える米国企業からおよそ 200 名の ERG リーダーと、多様性、平等性、受容(DE&I)の専門家が一堂に会し、イノベーションの推進と成長の促進における ERG の極めて重要な役割について意見を交わしました。

このイベントの中で、Center for Effective Organizations の提携研究員であり、Strategist Company の CEO である Dr. Sharoni Little(シャロニ・リトル博士)は、 「ビジネスは人に始まり、人に終わる」という、最高の言葉を残しました。

人と生命に不可欠な資源を守ることを目的とするエコラボのグローバル DE&I 担当バイスプレジデントとして、Dr. Little の言葉は、エコラボの DE&I の中核となる理念、すなわち多様な表現を受け入れる安全な空間を造り、包括的で人間中心のリーダーシップの価値の確立に努めることの重要性を再認識させるものでした。

ERG は、共通のアイデンティティや関心を持つ個人が集う活気あるコミュニティとして、参加意識と権利意識を推進する上で重要な役割を果たします。エコラボの ERG は 20 年近くにわたり、個人的および専門的な能力開発プログラムやイベントを開催し、エコラボの職場文化を積極的に形成してきました。また、有意義なつながりを通じて帰属意識を育み、全社的な取り組みをサポートすることで、最高の人材を惹きつけ、雇用を促進し、その人材を維持して成長させることができます。同社は2019年以来、ERG の会員基盤を 21% 拡大し、世界 60ヵ国以上に会員を擁しています。

長年にわたり、会社の進化、特に DE&I と ERG に関わるトップリーダーたちの進化を観察してきました。エコラボは2017年に、多様なチームと包括的な企業文化の構築への取り組みを強化することを主な目的として、取締役らによるダイバーシティ& インクルージョン協議会を設立しました。企業全体から選ばれたビジネスおよび業務の上級リーダー 12 名で構成されるこの協議会は、過小評価されているグループが直面する障壁や課題に対する理解を深めるため、同盟関係の構築に乗り出し、そこでの重要な学びを会社の戦略策定に活かしています。

この目的を達成するため、当協議会は何よりも戦略的なビジネスパートナーとしてエコラボの ERG と連携し、成長の機会を評価・模索して社内の帰属意識を育んでいます。ERG は、型にはまらない考え方や問題解決のアプローチを奨励することで、イノベーションを促進しています。そうすることで、エコラボは今日の進化するビジネス環境において競争上の優位性を手にすることができます。

全体として、ビジネスは人々によって作られ、そして人々が自信を持って独自の視点を共有し仕事に貢献する時に大きく成長していきます。今年のサミットは、全米の組織における ERG の功績を称えるとともに、DE&I の推進は一部の人間の責任ではなく、共通の取り組みであることを認識する機会となりました。それがエコラボの価値観の核心であり、優れたビジネスであり、そしてエコラボで体現しているものです。

南カリフォルニア大学の協賛で開催されたこのサミットは、始まりに過ぎません。次回のサミットでは、コミュニティパートナーや DE&I 支持者たちと引き続き議論し、協力体制を強化していけることを期待しています。そしてエコラボでは、今後も当社独自の ERG の素晴らしい強みを活かし、メンバーの多様な視点を活用して革新を続け、価値の創造、成長の促進のほか、人と生命に不可欠な資源を守ることで世界にポジティブな影響を与えていくことを確信しています。

 

関連記事