介護者と障がいを抱える従業員に対するインクルージョンの企業文化を強化

Ecolab is recognized as a Best Place to Work for Disability Inclusion for the fourth consecutive year.

エコラボは、人々と大切な資源を守ることに力を注いでいます。この取り組みは、当社の世界各地の従業員へのサポートとエンゲージメントを促進する、インクルーシブな文化を育むことからはじまります。

私たちには、それぞれの個性的な視点を築く多様な属性、経歴、そして経験があります。本質を見つめることを促し、それら一つひとつの視点が当社にもたらすものを受け入れることが、エコラボにおける成功を推進し、当社を素晴らしい職場にする要因です。

これらの取り組みに関わるグループは、障がいと生きる人々や介護者という見過ごされがちな層です。エコラボは近年、このグループに対する支援の改善に力を入れており、その取り組みが評価されるに至りました。エコラボは障がい平等指数において 3 年連続で 100 というトップスコアを獲得し、4 年連続で「Best Places to Work for Disability Inclusion(障がい者のインクルージョンにおいて最も働きやすい職場)」に選出されました。

米国障がい者協会 (AAPD)Disability:IN は、企業の障がい者インクルージョン慣行のベンチマーク測定と改善のロードマップ作成に役立つ指標を開発しました。4 年連続で高い評価を得たことは、当社の努力が実っていることの証左ですが、取り組みはまだスタートしたばかりです。

さらなる追求

何らかの障がいを抱える人々は世界で 13 億人にのぼると推定され、また世界人口の高齢化によりその数は増加傾向にあります。さらに数百万人が疾病や障がいのある家族を介護していますが、多くの場合はフルタイムで働きながらその重要な役割を担っている状況です。

この大きく、拡大の一途にある層への支援の必要性を認識したエコラボは 4 年前、障がいを抱える従業員とその介助者のサポートに焦点を当てた従業員リソースグループ、障がい & ウェルネス ネットワーク (DAWN: Disability Ability & Wellness Network) を立ち上げました。最近、私はエグゼクティブスポンサーとして DAWN に参画し、このグループが直面する問題について直接の洞察を得て、成長に反映する機会を得ました。

私が最も感銘を受けたのは、このコミュニティのエンゲージメントの高さで、世界でおよそ 800 名の活動メンバーを擁しています。それらのメンバーは、障がいを抱える、あるいは介護者である従業員、そしてグループの支援に積極的に関わることを希望する支持者で構成されています。

専門家の講演者を招き、介護疲れを防ぐ方法や、ニューロダイバーシティが革新的な思考や問題解決に寄与する可能性など、関連トピックについて率直なディスカッションも行ってきました。フランス支部では、彼自身の経験を共有することで従業員にインスピレーションを与えたアーチェリーのパラリンピック選手をスポンサーしました。そして、従業員は定期的に支持者サークルに参加し、実体験や抱えている問題、解決策などについて話し合っています。

さらに幅広い取り組みとして、エコラボの柔軟な勤務スケジュールでは、40% のリモートワークと年間で 2 週間までの完全リモート勤務を許可し、介護者にとって懸念になりがちな通勤やスケジュールの問題のある従業員の一助となっています。また、従業員支援やメンタルヘルスのサポートプログラムを通じた包括的なサポートも提供しています。これには、従業員やその家族が深刻な疾患や怪我を負った場合の経済的保障、治療を受け仕事に復帰するまでを支えるリソースとなる給与の継続給付が含まれます。

エコラボはまた近年、地域の組織と提携して人材採用活動にも乗り出し、それぞれに異なる能力を持つ幅広い人材にリーチを広げて、当社チームに加わる機会を提示しています。障がいを持つ人々の失業率は改善していますが(米国では2023年時点で 7.2%)、障がいのない人々と比べるといまだ極めて高く、当社ではこの格差の解消に挑み続けていきます。

先を見据えて

より多様なワークフォースを構築し、「相互信頼の文化」を育むことは、当社の2030年インパクト目標に欠かせない要素です。様々な能力を有する従業員や介護者である従業員への支援は、その重要な一部であり続けるでしょう。

サプライチェーンにおける経験から、DAWN に対して進めているような、包括性と帰属意識の文化を育成する当社の取り組みは、強力な変化をもたらすことがわかっています。最高のパフォーマンスを発揮する当社のチームと、最高のパフォーマンスを発揮する(当社で最も安全な)製造オペレーション)、ならびにそれらのチームの高い多様性の間には強い結び付きがあります。インクルーシブなチームとインクルーシブな経営陣が揃った時に、当社ではより良い業績を達成してきました。

DAWN はまだ日が浅く、世界に支部が数えるほどしかない組織です。これから、エコラボが拠点を持つ各国に活動が広がることを期待しています。今日までの達成は、当社チームとここまでの道のりにおける努力の賜物ですが、我々が真に目指すものはまだはるか先にあります。

ここにあるのは、日々の大きな挑戦を乗り越える弾力性を備えたコミュニティ。これからもっと先へ進んでいく中で、我々全員がお互いから学べることも数多くあります。今はまだ、私たちが今後解き放てる可能性が見えはじめたばかりです。

 

「サプライチェーンにおける経験から、DAWN に対して進めているような、包括性と帰属意識の文化を育成する当社の取り組みは、強力な変化をもたらすことがわかっています。」

Mike Duijser

取締役副社長兼チーフ・サプライチェーン・オフィサー 

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Mike Duijser

 取締役副社長兼チーフ・サプライチェーン・オフィサー 

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