デジタルソリューションがビジネスの成功に欠かせない時代において、エコラボは、お客様に有意義な成果をもたらすテクノロジーを提供できるよう常に取り組んでいます。この取り組みの証が、エコラボの CLEEN です。CLEEN は、ライフサイエンス関連企業がオペレーション効率を最適化し、コンプライアンスへの対応力を強化しつつ、時代遅れの手法に煩わされることなく安全で効果的な製品を市場に提供することに集中できるようにする、包括的なサービスです。

発売当初、CLEEN は「デジタルログブック」と「クリーニングバリデーション」という 2 つのモジュールで構成されていました。今週、プラットフォームにバッチ実行モジュールが追加されました。この新たに追加された機能は、ペーパーレス生産における効率化とコンプライアンス対応をさらに強化することを目的としています。

CLEEN は医薬品、パーソナルケア、そして化粧品業界のお客様がプロセスを合理化し、監査対応力を向上させ、初回生産を成功させることを支援するために開発されました。この革新的なソリューションにより、リアルタイムのデータ、自動化、傾向分析を通じて、企業は生産遅延に先手を打ち、コンプライアンスのリスクを軽減して、オペレーション効率を高めることができます。

「CLEEN は単なるプラットフォームではなく、ライフサイエンス業界に変革をもたらすきっかけとなります」と、グローバル医薬品＆パーソナルケア担当上級副社長兼ゼネラルマネジャーの Chris Morgan（クリス・モーガン）は語ります。「当社のソリューションを日常業務に組み入れることで、お客様はより自信を持って効率的に、複雑な規制要件に対応できるようになり、最高水準の安全性と品質を確保しながらイノベーションに集中できるようになります。当社は CLEEN を提供することで、業務の合理化だけでなく、進化し続ける規制環境におけるコラボレーションを強化し、長期的な成功を収める道のりを切り開いています。」

新しいバッチ実行モジュールは、記録をシームレスに実行し、重要なデータをリアルタイムで取得できるようにすることで、バッチ製造プロセスの効率と精度を高めるよう設計されています。オペレーターは、ステップごとのガイダンスと使いやすいインターフェースを使い、コンプライアンスを維持しつつ手順を実行し、トレーサビリティと品質保証をサポートする詳細なレポートを作成することができます。

既存のデジタルログブックモジュールは、標準的なログブックツールの域を超え、メーカーが標準作業手順（SOP）やコンプライアンスプロセスを高度にデジタル化されたワークフローに迅速に変換することを可能にします。独立実行型のインターロックと一体型のオンデマンドトレーニング資料は、標準作業手順書の順守を促すことを考えて作成されています。さらに、包括的なデジタル監査証跡により、リアルタイムのレポート作成が可能になり、組み込み型の分析機能により、基準に沿った業績評価を行い、ダウンタイムの短縮、設備稼働率の向上、リソースの効率的利用の拡大につながる機会を特定します。

最後に、クリーニングバリデーションモジュールは、インテリジェントなオートメーションにより、クリーニングバリデーションを合理化・標準化します。メーカーは、各段階でデータの整合性を確保しながら、従来よりも短い時間で規制遵守の検証を完了することができます。CLEEN バリデーションは、操作が簡単なデジタル プラットフォームを通じて、ユーザー向けに新しいプロトコルを作成し、キャリーオーバー制限と最も悪条件下で評価される製品のランク付けにおいて詳細な算定を行い、輸出用の監査報告書を自動生成して、既存の洗浄手順を最適化するための推奨事項を提供します。

「エコラボは、汚染防止とクリーニングにおける世界的な専門企業として、お客様の抱える特有の課題に対応する最先端のソリューションをお届けするべくひたむきに取り組んでいます」と、ヘルスケア・アンド・ライフサイエンス、デジタルソリューション II 担当ディレクター、Bryan Anderson（ブライアン・アンダーソン）は述べます。「CLEEN は、お客様の業務のあり方を変革し、安全で重要な製品を患者様や消費者に届けるなど、本当に重要なことに集中できるようにするという当社の取り組みを反映しています。」

CLEEN により、お客様は時代遅れの紙ベースの方法から脱却し、完全に統合されたデジタルプラットフォームを通じて最先端の技術を活用することができます。これは、お客様がリスクを軽減しつつ業務パフォーマンスを向上させ、規制基準へのコンプライアンスを長期的に維持できるようサポートするという、当社の使命の一端を担っています。

当社は、CLEEN がライフサイエンス業界のお客様に、効率性と成功をもたらしつつ、その業務にどのような変革をもたらすのか、引き続き注目していきたいと思います。詳細については、担当のエコラボ アカウントマネジャーにお問い合わせいただくか、CLEEN by Ecolab ウェブページをご覧ください。