Inspexx™ 250 は鶏肉、七面鳥の肉、牛肉、豚肉の表面処理に用いる当社最新の抗菌処理剤です。当社の包括的な抗菌組織処理により、最高水準の食品衛生での最高品質の食品の生産が可能になると同時に、生産性を高めて従業員の安全も促進します。
Peracetic Acid and Hydrogen Peroxide Post-dip Decay Kinetics on Red Meat and Poultry(赤身肉と鶏肉における過酢酸および過酸化水素ディッピング後の減衰動態)
過酢酸(PAA)は、食品およびタンパク質産業で広く用いられている抗菌剤です。PAA 塗布後の減衰については、現在まで十分な研究がなされていません。この減衰についてエコラボの専門家が Inspexx™ を用いて行った研究が、「Food Protection Trends」誌の3/4月号に掲載されました。
研究の結果、Inspexx™ は肉および家禽を扱うオペレーションにおいて最大 2000 ppm まで加工助剤として使うことができ、長期にわたる残留物もないことが分かりました。PAA(過酢酸)および過酸化水素は、液浸してから 30 分以内に検出限界(LOD)および定量下限(LOQ)以下まで急速に減衰します。最終的に、製造が完了した肉製品に残留した過酢酸および過酸化物には機能的影響がなく、小売りや消費の時点では無視して問題ないと考えられます。
エコラボとパートナーシップを結ばれたお客様には 、110 名ものタンパク質を専門とするスタッフによる技術サポートで裏打ちされた対面式サポートをお客様の工場でご提供いたします。26 名の現場専門家の経験年数は、平均で 33 年にもなります。当社はまた、タンパク質を用いた革新と分析サポートの研究開発専門家を 12 名、さらにエンジニアリング、トレーニング、規制および安全に関する専門家も雇用しています。
鶏肉表面に付着したサルモネラ種およびカンピロバクターが、より濃度が高い Inspexx™ に暴露した場合にどのように反応するかご紹介します。
カスタマーインパクト
企業の社会的責任に力を注ぐ Gold'n Plump では、エコラボの Inspexx™ システムを導入し、年間 6800 万ガロンもの水を節約することに成功しました。詳細は Gold 'n Plump の「Farm to Fork Report」をご覧ください。
ケーススタディ
Gold'n Plump は、水の消費量を大幅に削減しただけでなく、エコラボの水のリサイクルシステムで水の保全を改善したことで水利用のコストを削減することができ、生産性を 20% 近く上げることができました。
SANOVA™ 抗菌システムで、ケース入り牛挽肉製品のリステリア菌、サルモネラ菌、大腸菌 0157:H7 が 4 log、つまり 99.99% 減少しました。お客様概要は、エコラボにご報告いただいたものをそのまま使用しています。