ADM における 23 億ガロンの節水に貢献

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背景

食品および農業の世界的大手であるアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド・カンパニー(ADM)はある時、世界規模の重大な課題が数多く突き付けられていることに気づきました。世界の人口は増加しており、人々の経済力も高まってきています。経済力の高まりとともに食事も変化し、都市部の人口密度も増加しています。こうした変化の結果、食品や水、そしてエネルギーの需要は高まり、変わってきています。


ADM は世界的な食糧供給という点で主要な役割を担っており、環境への責任をそのコアバリューとしています。 同社が国連の「持続可能な開発目標」に沿って立てた目標は以下の通りです。

  • 2019年までに水の使用を 15% 削減
  • 2020年までにエネルギーの使用(強度)を 15% 削減
  • 2020年までに温室効果ガスの排出(強度)を 15% 削減
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イノベーション

ADM はエコラボと協働し、同社の全世界におけるオペレーションで水資源管理の改善を推進する持続可能なプロセスを開発。 両社の強みを活かして、ADM は2012年以来、全世界で業務実績を高めつつ、エネルギーと水の利用を低減するエコラボのプロジェクトを 212 件実施しました。


技術と自動化によるベストプラクティスは、こうしたケースでは特に重要です。その一例が 3D TRASAR™ 水冷却技術システムです。冷却システムをリアルタイムで監視、管理して水の利用を最適化するシステムであり、世界で 160 もの使用例があります。ADM ではこの技術を自社工場での水使用の削減、再利用、リサイクルと中水(リサイクルされた水)の自社工程での使用に役立て、地域レベルで水のレジリエンス強化に努めています。


エコラボとのパートナーシップの結果、ADM は天然資源を保全しつつ、以前より効率的な操業を実現しました。また、これにより操業コストが大幅に削減され、同時にサステナビリティの目標も達成できました。

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド・カンパニー(ADM)は世界的な食糧供給という点で主要な役割を担っており、環境への責任をそのコアバリューとしています。エコラボとのパートナーシップを通じて、ADM は水やエネルギーといった天然資源を保全しつつコストを削減しました。
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