エコラボの技術チーム、 エコラボ Maxi 洗浄剤を導入した 化粧品会社で年間約 €750,000 の節約を実現
用途:浸漬(ミキサー、タンク)
業種:パーソナルケア(化粧品)
課題:溶剤代替品の特定(落ちにくいウォータープルーフマスカラおよび顔料入り化粧品)
推奨製品:Maxi
背景
市場で大手のイタリアのあるマスカラの製造受託メーカーでは、ミキシング装置に付着したウォータープルーフマスカラや顔料を含む化粧品を除去するのに苦労していました。カラー化粧品の製造を専門とするこの企業は、現在使用している溶剤に代わる代替品を必要としていたのです。
燃焼のリスクがあるだけでなく、現行の PPE 手順では保護が限られている状態で、作業者が大量の溶剤を手作業で使用することに関して安全性の懸念を抱えていました。その上、COVID-19 の沈静化に伴って規制が緩和され始めると、生産量が急増しました。生産能力を上げながらダウンタイムを減らすという緊急の必要性に迫られましたが、現在の手順ではそれに応えることはできません。より効果的なソリューションが必要だったのです。
ソリューション
そこでエコラボにお問い合わせいただき、最悪の場合の洗浄シナリオの特定、既存のクリーニング手順の見直し、工程で使用されている機械や排水システムの評価のために、実地調査を実施しました。その結果、エコラボは、以前の洗浄液が溶剤(イソドデカン)と内製原料(ミリスチン酸塩)を主成分としていることを突き止めました。そして、最も洗浄が困難な 5 つの製品サンプルをテストし、最適なクリーニング手順を推奨しました。
現地を訪問し、推奨されるクリーニング手順の導入と拡大についてご説明した後、パーソナルケアおよび化粧品加工における浸漬および発泡用に考案されたエコラボの Maxi をご導入いただきました。Maxi は、CIP クリーニング向けに設計されていないミキサーに付着した脂肪分やウォータープルーフの顔料汚れを水で洗浄する際に最適です。
QA マネジャーがすべての取り組みで、必要な裏付け資料を評価し、洗剤の最終残留物を評価するクリーニング検証の戦略を確立しました。
結果
エコラボのソリューションは、最適な洗浄のパフォーマンス、作業者の安全性向上、ダウンタイムの低減、生産時間の増加、および追加の下流工程への影響(廃棄物処理)の軽減を実現しました。
このお客様の試算によると、これらの変更により大幅な節約につながったということです(詳しくは右の欄をご参照ください)。この企業は現在、エコラボの技術チームと提携して、水とエネルギーの消費をさらに最適化する新しい CIP システムの導入を進めています。
エコラボ MAXI
界面活性剤を高配合した浸漬・発泡用液体アルカリ洗剤:
- 万能:古い装置にも使用でき、CIP システムだけでなく表面のクリーニングにも最適。
- 効果的:界面活性剤の含有量が高いため、マスカラや口紅、ファンデーション、日焼け止めなど、有機物や顔料を含む製品を単独で除去できる理想的な洗浄剤。
エコラボがもたらす付加価値:
実地調査
価値+
- お客様の最も関連性の高い目標や主要なパフォーマンス指標(安全性、節水、効率など)に合わせた技術面の提案
- 節約の可能性をまとめた正式なレポート
- 生産の中断を最小限に抑える導入戦略の提供
技術チームの訪問およびベストプラクティスに関する見識
価値+
- クリーニングと汚染の問題
- 環境面の逸脱
- 新しい機器の導入
- 経済・環境目標に基づく最適化
汚染防止戦略(CCS)
価値+
- 特定されたリスクを軽減するための戦略や体制の構築を支援
- 必要に応じて補足資料や検証の情報を提供
検証サポート
価値+
- 認定委託試験ラボへのアドバイスと調整
- プロトコルのドラフトと結果のレビュー
- 規制当局の承認に必要な裏付けに関するコンサルティング
- クリーンルームの表面と微生物に対する包括的な検証パッケージの提供
規制関係の専門家チーム
価値+
- クリーニングおよび除菌が製品の安全性と品質の要件を満たすよう、cGMP のコンプライアンス達成を支援
- 規制要件を満たす検証の実施をサポート
カスタマートレーニング
価値+
- 熟練した現場および技術の専門家が貴重なベストプラクティスと実施戦略を提供
- 現場サポートやプロセストレーニングによるトラブルシューティング所要時間の短縮