見識

ADM は、ヒトと動物に向けた栄養食品における世界的リーダーであり、世界有数の農産物加工メーカーです。同社は優れたビジネス慣行、進歩的なソリューション、そしてポジティブな影響を与える意義ある活動に取り組んでいます。

ADM はその企業目標「Strive 35」で、温室効果ガス排出量、エネルギー強度、水強度を2035年までに大幅に削減することを掲げています。そのため、このサステナビリティ目標達成に役立つソリューションを模索しています。

活動

ネブラスカ州コロンバスにある ADM 社の施設では、トウモロコシを発酵させて植物由来のバイオ燃料であるエタノールを生産していますが、バイオフィルムの蓄積を除去するためのより良いプロセスを探していました。バイオフィルムが適切に除去されないと、エタノールの生産や生産量に悪影響を及ぼす可能性があります。

ADM の長年のパートナーであるエコラボは、バイオフィルム蓄積の根本原因を追究するために状況を評価しました。評価を終えたエコラボは解決策として、エタノールの生産高と品質に悪影響を与える発酵副産物を減少させるよう設計されたエコラボの定置洗浄（CIP）プログラムを提案しました。

同施設では、CIP プログラムと並行して、低 pH 洗浄剤とともに、エタノール製造業者の洗浄を改善し、機器の効率を回復させる革新的な洗浄剤と最終リンスの組み合わせである Trimeta™ Shield を導入しました。このソリューションは、同施設が以前使用していた苛性洗浄剤である水酸化ナトリウムに取って代わるものです。

成果

エコラボの CIP 技術と関連する化学薬品を採用することで、より安定した発酵を実現し、システムの性能と信頼性を高めました。また、処理化学品の使用を低減することで、生産性も向上しました。

洗浄とバイオフィルム除去の改善により、水、エネルギー、温室効果ガスの排出量も大幅に削減され、これにより、ADMのStrive35 の達成と、より強くより良い世界を実現するための継続的な取り組みに貢献しています。