
製品のサステナビリティ
エコラボは、製品の安全性とサステナビリティにおけるリーダーとなるために継続的な努力を続けています。当社の方針およびプログラムは、人々の健康、地球の健康、ビジネスの健全性といった私たちの生活に不可欠なものを守るために開発されました。
エコラボでは、製品の開発にあたり、人々の健康と環境の両方に与える全体的な影響を考慮しています。エコラボの「Impacts That Matter(重要なインパクト)」の基準と包装に関する指針は、エコラボの製品が安全性やパフォーマンスを犠牲にすることなく、サステナビリティを念頭に置いて設計されるよう保証します。
エコラボは、製品のライフサイクル全体でお客様が環境への影響を最小限に抑えつつ、オペレーション効率と製品品質、安全性、コンプライアンスを向上するための、新しく効果的なソリューションを開発し、業界をリードしています。
持続可能な設計の原則
エコラボは、最大限にプラスの効果をもたらす製品を設計しています。設計における重要なポイントは、当社製品のフットプリントを最小限に抑えつつ、お客様が自社業務において持続可能性、安全性、生産性を大幅に向上できるよう支援することです。エコラボの全員がこの責任を負うことで、持続可能なデザインの基盤が研究開発のプロセスに取り入れられます。
ケミカルの管理
エコラボ製品のサステナビリティ・プログラムは、当社の規制担当チームの協力を得て構築され、規制の枠を超えてケミカルフットプリント管理のベストプラクティスを周知徹底します。エコラボは、この分野の実践の年次評価の一環として、ケミカルフットプリントプロジェクトに参加します。
当社は2021年に社内のサステナビリティ・ポリシーを更新し、高懸念化学製品の管理のベストプラクティスと科学的エビデンスの最新情報を反映させ、お客様が当社製品を安心して使えるようにしました。
包装の目標
エコラボでは、製品と包装において安全性とサステナビリティを推進するために尽力しています。当社は継続的にデザインを改良して、無駄を最小限に抑え、お客様に最上級の経験を安全にお届けします。優れた包装デザインへの取り組みは、エンジニア、材質サイエンティスト、アナリスト、技術者など、50 名以上の包装のプロからなるグローバルチームによって支えられています。
規制対象外の製品について、当社では、2030年までに再利用可能またはリサイクル可能なデザインによる包装に移行することを目標としています。現在、エコラボの梱包材の重量比 91% は、再利用可能またはリサイクル可能な設計になっています。

プラスチック廃棄物を削減
- エコラボには、包装技術の先駆者として得た長い経験があります。たとえば、当社のスマートパワー™ 技術は、5 ガロンのプラスチック容器をシュリンク包装のブロックに置き換えることで、従来の包装と比較して、プラスチック使用量を最大 99% 削減します。
- また、当社の濃縮製品に再利用可能な容器を早い段階で採用しており、使用済みリサイクルプラスチック樹脂(PCR)を製品包装の多くに取り入れています。17 年以上にわたり、SolidPower™ XL カプセルには 40% の使用済み樹脂が含まれています。
- 2023年には、600 万ポンド以上の使用済みプラスチック樹脂を活用しました。
- エコラボは循環経済の原則に沿って、未使用プラスチック樹脂の使用を回避し続けています。2023年には、1450 万ポンドの未使用プラスチック樹脂を回避しました。これによってもたらされる効果は、エコラボのプラスチック包装全体の重量比 17% に相当します。
- 以下の方法によって目標を達成しました:
- 削減:プラスチック含有量を減らした包装と、プラスチック包装を減らした濃縮型代替製品。
- 再利用:包装の再利用と再生プラスチック容器および IBC/トートの購入。
- リサイクル:梱包材に使用済みリサイクル(PCR)素材を使用。
エコラボのウォーターユニバーシティ、ネイパービルキャンパスを案内する Nevin Sant(ネビン・サント)と共に、持続可能なパッケージングに対するエコラボの取り組みをご覧ください。エコラボの循環型パッケージング戦略と、規制対象外のパッケージングにおける再利用可能な素材やリサイクルしやすい材料への移行を目指す2030年の目標の主なポイントを Nevinが説明します。エコラボは今後も、ユーザーの安全性や性能を損なうことなく、実現可能な限りリサイクル素材をパッケージに取り入れていきます。

規制関連
エコラボは、規制に関するチーム、プロセス、方針、取り組みを通じて、お客様および企業の皆様が絶えず変化する規制に事前に対応できるよう支援します。
倫理的な調達
エコラボのサプライヤーには、人間の尊厳に関する国際的な基本理念が求められます。エコラボの倫理的な調達基準は、グローバルサプライチェーン構想の根幹であり、エコラボへ直接納入を行うサプライヤーの皆様が、それぞれの従業員の衛生と安全、人権を守るよう求めています。
パーム油の調達
エコラボは、パーム油やパーム油の派生物を直接購入しません。ただし、パーム油由来の材料を供給するサプライヤーパートナーは持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)のメンバーであり、持続可能で責任のある調達を徹底しています。
紛争鉱物
エコラボは、中央アフリカ、特にコンゴ民主共和国(DRC)および隣接する 9ヵ国における暴力や残虐行為の撲滅をめざす人権団体をサポートしています。
サプライヤーのサステナビリティへの取り組み
エコラボでは、常に当社サステナビリティ戦略の一翼を担うサプライヤーと協力し、購入品やサービスの一部、燃料やエネルギー関連活動、上流輸送・物流、販売製品の使用において、スコープ 3 の絶対排出量を2022年の基準年から 25% 削減しています。