
Bioquell ProteQ
この可動式で拡張可能なシステムを使えば、施設内のほぼすべてのエリアを処理することができます。エコラボの Bioquell ProteQ は、ワイヤレス通信技術と一体型エアレーションを特徴とし、さらにオプションとしてエアレーション機能を増設することもできます。
Bioquell ProteQ のメリット
Bioquell ProteQ は、小さな実験室から大規模なバイオプロセスエリアまで、そして定期的な使用から緊急な作業に至るまで、すべてに最適です。
パワフルな過酸化水素蒸気分散装置でサイクル所要時間を短縮し、ワイヤレス機能を使って複数のユニットとつながることもできます。
Bioquell ProteQ は次の場所で使用できます:
- バイオ医薬品製造エリア
- GMP/GLP ラボ
- バイオセーフティ ラボ
- 動物施設
- 手作業では洗浄しづらい RABS などの生産エリア
- クリーンルームおよび準備室
Bioquell ProteQ を選ぶ理由

効果的
過酸化水素蒸気を使うことで、密閉環境で 6-log リダクションを達成します。

統合型
1 台の機器でガッシングとエアレーションの両方の作業を行います。必要に応じて、ユニット内にエアレーションユニットを増設することもできます。複雑な変更を行うことなく、既存の施設に組み入れることができます。

使いやすさ
ワイヤレス接続で素早く設定ができ、ダウンタイムを短縮することが可能です。1000 件の事前設定サイクルを保存して実行することができます。

コンプライアンス
主要サイクルデータの感熱紙プリントアウト、PDF出力; 21 CFR Part 11 準拠の監査証跡が利用可能。
Bioquell ProteQ の構成要素と設定

構成要素:
- 当システムの主要な構成要素:
- 過酸化水素蒸気分散システム:400 m³ 以下の部屋向け(設定、負荷、環境状態による)。
- デュアル ボトルモジュール:適切なローディング、大量処理、重要なデータ収集のための RFID 読み取り機能付き。
- 一体型エアレーション:すべての Bioquell ProteQ ユニットに標準装備されています。
- ワイヤレス コントロール モジュールで、サーマル プリンターとグラフィック インターフェース搭載のカラータッチスクリーンを接続できます。
- システム本体にエアレーションユニットを増設することができます。

複数システムのセットアップ
1 つのマスターコントローラーで、最大 3 つの Bioquell ProteQ のシステムを同時に稼働することができます。これで、大規模なスペースも容易に処理できます。4 つ以上のシステムが必要なゾーンでは、複数のマスターコントローラーを使用できます。詳細については当社までお問い合わせください。
関連製品および付属品

Bioquell HPV-AQ
この濃度 35% の過酸化水素水溶液は、Bioquell L-4 で過酸化水素蒸気を生成するのに使用されます。

Bioquell バイオロジカルインジケーター(BI)
当社のバイオロジカルインジケーターは、芽胞形成菌Geobacillus stearothermophilusを使って作られており、Bioquellサイクルの有効性を検証することができます。

Bioquell 部屋除染用ケミカルインジケーター
Bioquell サイクルがで蒸気分散・暴露の期待成果を達成したか、読みやすい化学指標で確認します。化学ストリップが Bioquell サイクルに反応し、サイクルの期待成果と相関して色が変わります。10m3 以上の室内や密閉されたエリア内での使用を目的としています。

エアレーションユニットの増設
Bioquell ProteQ にエアレーションユニットを増設することができます。そうすることで、蒸気を分散させ、さらに遠くまで通気することができ、サイクル時間を短縮します。ユニットは、ワイヤレスでシステムと接続できます。輸送がしやすいように、Bioquell ProteQ のフレーム内に最大 2 台までのエアレーションユニットを増設・保管することができます。

低レベル過酸化水素センサー(XAM-5100)
このセンサーは、サイクル完了後の過酸化水素水の残量レベルを評価する際に役立ちます。Bioquell ProteQ システムによる測定値以上の安心感を与えてくれます。
Bioquell サービスのバリデーション
規制要件を満たすために、ソリューションが正常に機能しているか証明しなければならない場合があります。エコラボでは、熟練のエンジニアに加え、規制に準拠するために必要なバリデーション関連文書を提供します。

高精度の電子機器や設備にも対応
エコラボの過酸化水素蒸気は、バイオバーデンに対しては効果絶大な一方、電子機器や設備を傷めることはありません。手で噴霧して拭き取るのとは異なり、エアレーション完了後は過酸化水素が残留しません。クリーニングしにくい機器があるスペースでバイオコンタミネーションのリスクを軽減しなければならない場合は、Bioquell が理想的です。電子機器に対して Bioquell を使用する際は、事前に製造元に問い合わせて適合性をご確認ください。
Bioquell ProteQ に関する FAQ
Bioquell ProteQ は現在使用している HVAC を制御することはできますか?
はい、できます。当システムはサイクルの進捗状況を示すために、無電圧接点を介してお使いの BMS と連携することができます。そうすることで BMS は HVAC を制御することができます。
建物内で、ワイヤレス接続が切断された場合はどうなりますか?
非常にまれですが、このようなことが起こった場合、当社がワイヤレス中継器を提供し、中断なくサイクルを実行できるようにします。